賃貸物件で表札を出すのは当たり前と思われている方もいるかもしれませんが、表札を出さないという選択肢もあります。
賃貸物件で表札を出さないことはメリット・デメリットがありますが、近頃は表札を出さない方が増えてきています。
今回は賃貸物件をご検討中の方に向けて、表札を出さない場合のメリット・デメリットと表札を出す場合の注意点をお伝えします。
賃貸物件で表札を出さないメリット・デメリットとは?
近年は防犯意識の高まりや個人情報保護の観点から、賃貸物件の表札を出さない方が増えています。
アパートやマンションなどでは表札の提示が義務つけられている物件もありますが、基本的には入居者の自由で表札を「出す・出さない」を選択できます。
表札を出さないメリットはやはり防犯面にあります。
外部の人間が簡単に入れるオートロックのない物件であれば、表札から第三者に名前がばれやすいです。
そのため名前を明かさないことでストーカー被害やしつこいセールスに遭うリスクを下げることができます。
一方でデメリットですが、表札を出さないことで宅配や郵便の誤配が起こりやすくなるでしょう。
また表札を出していないことで周囲との関わりを拒否しているような印象を与え、近隣住民から敬遠されるなどの可能性もあります。
災害などの万が一の事態にも表札があった方が近隣の方の助けを受けやすいでしょう。
賃貸物件で表札は出す?出さない?表札を出す場合の注意点
次に賃貸物件で表札を出す場合の注意点をご説明します。
まず表札はフルネームを避け、名字だけにしましょう。
家族構成や性別などの個人情報が流出しないように、最低限の情報で留めておくことが重要です。
そのため漢字表記ではなく、ローマ字表記のほうがおすすめです。
また性別などを隠しておいても、女性らしいデザインやカラーにすることで女性の一人暮らしだとアピールしてしまうこともあります。
個人情報は最小限にするために、シンプルなデザインを選ぶと良いでしょう。
また表札や集合ポストなどは空き巣の下見やセールスなどのマーキングをされることもあります。
怪しいシールや文字などを見つけたら、すぐに消すことをおすすめします。
まとめ
今回は賃貸物件をご検討中の方に向けて、表札を出さない場合のメリット・デメリットと表札を出す場合の注意点をお伝えしました。
物件自体のセキュリティ設備が充実していなかったり、一人暮らしで防犯面に不安のある方は、表札を出さないほうが得策でしょう。
表札を出す場合は、個人情報をなるべく抑えるように工夫することが大切です。
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